「モラハラ」とはモラルハラスメントの略語で精神的DVとも言われ、肉体的ではなく精神的に追い詰める行為のことです。
以前はあまりポピュラーな概念ではなかったので、ひたすら耐えていた女性も多かったのですが、今では、ネットや漫画でもモラハラ夫・モラハラ男を題材にした話が増えて、「ああ、私が受けていたのはモラハラだったのだ」と気づく女性も増えてきました。
今回はモラハラ夫について、どのような行為がモラハラにあたるのか、またその対処法についてお伝えしていきます。
モラハラ夫、どんなことをする?
人によって感じ方も違いますし、どんなことをされたら深く傷つくかは、人それぞれですが、
一般的にはこのような行為をモラハラと言います。
・人格否定する言葉や、おとしめる言葉を言う
・何を言っても常に否定してくる(受け入れてくれない)
・配偶者や子どもにきつく当たる、暴言を吐く
・配偶者や子どもを異常に束縛する
・生活費を渡さないなど経済面で苦しめる
・配偶者や子どもが仕事や趣味などで楽しそうにしていると不機嫌になったり邪魔をする
あなたの夫は当てはまるところはあったでしょうか?一つでも当てはまったなら、モラハラ夫もしくは、モラハラ夫予備軍です。
あなたのパートナーは大丈夫?結婚後モラハラ夫に変貌しがちな特徴
結婚するまではあなたにいい顔を見せていたり頼れる人だと思わされているかもしれませんが、結婚後、豹変する可能性があるのはこんな人です。注意しましょう。
・自己中心的で常に自分が正しいと考えている
・自分がうまくいかないのは人のせいだと責任転嫁しがち
・すごいと思われたいので努力を惜しまない部分もあるが見栄っ張りである
・人をコントロールしたいという強い欲求を持っている
・声が大きい、表現方法が大袈裟
・外面がいい
・人を見た目(服装や外見など)や家柄・学歴などで判断しがち
・プライドが高い
・自慢話をよくする
半分以上当てはまれば、モラハラ夫になる可能性が高いです。
あなたは大丈夫?モラハラ男が大好物な「モラハラしやすい女性」とは?
実はモラハラ男は誰に対してもモラハラをするわけではありません。
狡猾であり、自分が威張れる相手にこそ、モラハラをして上下関係を作りその関係の中で快感を感じるのです。
では、モラハラされやすいタイプの女性とはどのような女性でしょうか?
自分の言いたいことを我慢してパートナーの意見を尊重する
自分で決めることが苦手、人に決めてもらうのが楽だという流されやすい人
悪くなくてもとりあえず謝ってしまう
人の顔色をうかがって過ごしている
なにか悪いと自分のせいだと思いがち(自己否定感が強い)
相談できる家族、友人知人がいない
もしあなたがモラハラされやすいタイプに当てはまるならパートナー選びのときには強気な人よりも、気弱で優しい人を選ぶほうが、頼りないと感じても長い目でみるとあなたにとって幸せなのかもしれません。
結婚後に気づいたなら、あなたが強くなるというやり返し方もあります。
結婚生活においてモラハラにあった場合の対処法
睡眠障害、過呼吸、動悸息切れ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、頭痛や腹痛など体の痛み、適応障害やうつ病などモラハラと気づいたときには、心や体にさまざまな症状が出ていることもあります。
夫が帰ってくると思うと急に落ち着かなくなる、一緒にいる時間が苦痛、これも一つの症状です。
自分のつらさの原因が夫のモラハラかも、と思ったときにはこのような対処法を検討してみてください。
・モラハラされた記録をつける
客観的な証拠をとりましょう。
スマホのレコーディング機能でモラハラ夫との会話を録音する、メールやLINEなど文字としての証拠をスクリーンショットとして保存する、いつなにが起こったか言われたかをメモにとる、などまずは証拠を集めていきましょう。
信頼できる人がいるなら証拠を見てもらい、意見や援助を求めましょう。
・物理的な距離を置く
できることなら実家に身を寄せる、友人や親せきの家に一旦住まわせてもらうなど物理的な距離を置けるなら、置いてみましょう。
・支援窓口や弁護士、カウンセラーなど専門機関を尋ねる
自分が受けている仕打ちが本当にモラハラなのかどうか、当事者になると客観的に判断できない場合もあるかもしれません。
プロに相談をし、どのようにしたらよいか判断を仰ぐのもよいでしょう。
◎このようなときに占い師やスピリチュアルカウンセラー、正式な資格を所持していない●●カウンセラーにはあまり相談しないようにしましょう。精神的に弱っている人やどうしていいかわからない時には判断力も鈍るものです。高額な物を勧められたり、高額なセッションやセミナー、お祓いのようなことを勧められることもありますが、経験上、モラハラ相談の場合には専門機関に相談するほうが解決する確率がぐっと上がります。
・過剰反応しない
モラハラ夫は妻より優位に立つことで優越感を持ちます。怒鳴られたりおとしめるようなことを言われてもそれに動じないようにしましょう。
おどおどすると余計にモラハラ夫はヒートアップし、もっとなじってやりたいというサディスティックな感情を抱きます。
モラハラが原因で離婚はできるもの?
モラハラが原因で離婚することは可能です。
ただしモラハラを受けたという客観的な証拠は必要となります。
モラハラされた音声、動画、画像、スクリーンショットなど誰が見てもこれはモラハラを受けている
と認定されるような物的証拠が必要です。
まとめ
離婚をするのが恥ずかしい、自分に非があったのではないか、と自分を責めないようにしてください。
つらい状態が延々と続くよりも、どこかで思い切って区切りをつけることも大事です。
今の自分はどのような状態なのか、これからどうしたいのか自問自答する、または家族や友人知人、専門家に相談するなどして、他者に客観的に判断してもらいこれからどうするのかを検討してもよいでしょう。
我慢して自分を壊していかないように…心と体と自分を大事にしてくださいね。
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