サレ妻 結婚生活

熟年離婚は正解?不正解?熟年不倫サレ妻の苦悩や決断【メリットデメリット】

さて今回は私が占い師時代に聞いた、サレ妻になり熟年離婚したケースについてお伝えしていきたいと思います。

占いにやってくるお客様は10代20代の方もいれば60代70代の方もいらっしゃいます。

私の感想だと30代後半から50代にかけての女性が、占いにお越しになるお客様としては多いかと思います。

その世代の方が悩みも多く抱え、そしてまた自分の可能性を信じ、四苦八苦している時代なのかもしれません。

ある程度の年齢になり離婚をするというのは大変大きな決断です。

もし同じようなお悩みの方の少しでも参考になればと思い、情報をシェアしたいと思います。

◎実在する人物の個人情報がわからないように多少設定などを変えてあります

そもそも「熟年離婚」の定義は?

よく熟年離婚という言葉は聞きますが、では何歳からが熟年離婚と定義されているのでしょうか?

実は熟年離婚は何歳からとは決まっておらず、一般的には「20年以上の結婚生活を経て離婚すること」が熟年離婚と言われるようです。
一般的なイメージだと会社員としての定年退職後の離婚(60歳~)が熟年離婚と捉えられることが多いです。

令和に入り離婚する夫婦の20%弱が熟年離婚というデータがあります。

熟年離婚する理由ベスト5

この数年は横ばいのようですが以前と比べて熟年離婚する夫婦も増えています。
ではどうして熟年離婚が増えているのでしょうか?

(1)年金制度が変わり結婚期間中に夫が支払った保険料分の厚生年金を夫婦で分配できるようになったから

熟年離婚で一番気になる部分が「老後生活の資金」です。しかし法制度が変わったため以前と比べて我慢していた女性が離婚を踏み切りやすくなったのは事実です。

(2)女性も稼ぐようになったから

結婚して外で働かずずっと専業主婦を続ける、という人が以前と比べて減り、女性も自分で稼げるようになったことでお金のことをそれほど心配せずに離婚を選択できるようになったとも言えます。

(3)配偶者や配偶者の家族の介護をしたくないから

お互いに年老いてきて、また配偶者の両親の介護をやらされているという女性にとっては介護問題は深刻です。
介護をしたくないからという理由で熟年離婚する夫婦は意外に多いのです。

(4)子どもが成人するまで我慢していた

本当は早く離婚したかったのだけれども子どもを育て上げるまでは我慢していたという女性も意外と多いです。

(5)浮気や不倫をされたから

以前の浮気は目をつむったけれどやはり許せずに熟年離婚、という女性の話もよく聞きます。
サレ妻はちょっとした罪滅ぼしでは浮気や不倫の過去は水に流せないということです。

サレ妻の熟年離婚のメリット・デメリット

ではここからは浮気や不倫をされたサレ妻の立場で熟年離婚を選択するときのメリットとデメリットについて述べていきます。

メリット

残りの人生を自分の好きなように過ごせる

なんといっても一番大きなメリットは自由を得られることでしょう。
引っ越してもいいし今までと全く違う生活をするのも自分の自由です。

配偶者や配偶者の家族と縁が切れる

配偶者の介護やサポートをしなくてもよくなりますし、折り合いが悪い配偶者の親族などいたなら縁を切ることができます。
精神面でもこれは大きなメリットの一つです

浮気や不倫を理由に慰謝料を請求できる場合がある

相手の不義理やモラハラやDVなど配偶者に問題がある場合は慰謝料を請求することも可能です。
ただし物的証拠を押さえておく必要があります。

デメリット

頼れる人がいなくなる

病気やケガをしたときに頼れる人がいなくなります。もし熟年離婚後にひとり暮らしをするなら自分の健康やなにかあったときに助けを呼べる人の確保は大事です。
また自分が介護や介助が必要になったときにどうするかも先に考えておかなければなりません。

財産分与のトラブルなど金銭にまつわること

法律では財産分与の権利はあるものの配偶者に快諾してもらえない可能性も高いです。
また自分自身に今は稼ぎがあっても10年後20年後はどうなるかわかりません。
子どもが未成年であれば養育費なども考慮しなければいけなくなります。

高齢で賃貸住宅を借りるのは困難

盲点なのが熟年離婚後の住まいについてです。
賃貸住宅は高齢者は審査が通りにくく、持ち家や実家がない場合だと住む場所に非常に困ってしまう可能性もあります。

サレ妻熟年離婚のケース3

ではここから実際に熟年離婚に至った浮気や不倫をされたサレ妻の実体験をお伝えします。

ケース1 仲間と終の棲家を共同購入

私たちは冷めきった関係で形だけの夫婦だったと思います。

私は夫が定年退職したら離婚をしようとずっと何年もかけて準備をしていました。
夫は同じ会社の部下の女性とずっと不倫をしていましたが相手も家庭のあるダブル不倫だったようで、おそらく夫は私と離婚するつもりもなくこのままやっていけると考えていたのだと思います。

私も老後の不安もあるし熟年離婚のことを考えてみるものの「夢のまた夢かな~」とあきらめていたときもありました。

50代に入り夫の定年退職のことも視野に入り始めた頃から友人の女性たちが少しずつ熟年離婚や別居に踏み切り、そうした友人たちと「田舎の古民家を共同購入して改築し、助け合いながら生きていこうよ」という話になってきました。
最初は冗談かとも思っていましたが、最終的には11人集まり、共同購入をすることに。

私は少しずつ貯めていたへそくりを購入費に充てて、夫の定年退職と同時に夫に離婚を申し出ました。

夫は最初まともに取り合ってくれませんでしたが不倫の証拠を突き付けると態度が一変。
「老後はお前と過ごすつもりだった」
「離婚しないでくれ」
と行ってきましたが、私にはすでに老後を共にする仲間がいました。

夫が意外としつこかったのは想定外でしたが、晴れて離婚することもできて今は仲間と一緒に暮らしています。

健康面や金銭面で不安が全くないと言えばうそになりますが、少なくとも愛情のない夫婦生活を惰性で死ぬまで送るよりは今の生活のほうが断然いいです。

ケース2 妹と妹の配偶者のサポート

私は夫婦生活を送っていたときにずっと夫の浮気問題で悩まされていました。
大きな修羅場も二度ほどあり、相手の女に慰謝料を請求したり、夫が相手の家にいるときに殴り込んだりと人生において夫の女性問題でかなり無駄なエネルギーを使ったと感じていました。

私には3歳下の妹がいて、住んでいる場所も近くだったため事あるごとに妹に相談していました。

夫が60歳で定年退職をするという話をしたときに妹が「お姉ちゃん、もう我慢せずに夫婦別々の道を歩いたら?」と勧めてくれました。
夫の浮気問題のことも妹はよく知っていて、浮気が発覚するたびに「もうそんな男、捨ててしまえば」と言っていたので、そういわれたときに「本当にそうしようかな」とそのときは返事をしました。

妹の配偶者は不動産関係の会社を経営していたこともあり「手配はするので慰謝料でマンション買って一人で住めばいいのでは」とも進言。
また妹夫婦が弁護士も紹介してくれました。

妹と妹の配偶者のおかげで住まいや金銭面での不安はかなり軽減されました。

そんな中、趣味のサークルで知り合った男性と意気投合。配偶者と死別していたその人と今後の人生を共に送りたいという強い動機が私の最後の一押しとなりました。

私が離婚を申し出ると、最初は反対していた夫も「お前には迷惑たくさんかけたからな、ごめんな」という言葉と共に離婚届に判を押してくれました。
離婚後、私は夫との財産分与分や慰謝料で小さな部屋のマンションを購入し、自分の好きなインテリアに囲まれて幸せに暮らしています。
妹夫婦が引っ越しも手伝ってくれてとても助かりました。

夫と離婚後もたまに食事をしたりする仲ですが、離婚後夫には特定の女性もいないようで寂しそうでした。

結婚生活をしていたら許せずにいたかもしれませんが、他人になったと思えば茶飲み友達くらいならいいかなと今では思っています。

ケース3 夫から熟年離婚を申し出された

夫が長年不倫しているとは思ってもいませんでした。

夫の60歳の定年退職が近づいてきていたある日、夫が二人で温泉旅行に行こうと提案してきました。
長い間、夫婦二人で旅行なんて行っていませんでしたから私はとても嬉しかったのですが、初めて行くはずの温泉地や温泉宿で妙に夫が慣れた風だったのが引っ掛かりました。

一度疑いの目を持つと意外と夫の怪しい部分が次から次へと出てきたのです。

夫の午前様や出張日などを手帳につけてみるとある程度のパターンが見えてきました。
私は友人と共に夫を尾行してみると夫は飲み屋を営んでいる女性と不倫関係にあるということがわかりました。

友人の知恵を借りて夫の仕事用カバンにGPSをつけたところその女性のマンションの場所や二人がよく行くゴルフの打ちっぱなし場など行動パターンも読めてきました。

証拠の動画や写真を集め、夫に出して詰問すると「俺も定年後は自分の好きに生きたいから離婚してほしい」と夫から離婚を申し出されました。

私もそうなれば離婚してもいいか、と半分投げやりな気持ちになっていたので、もらうものはもらって離婚することにしました。

しかし離婚してから一人でいることの不安が定期的に押し寄せてきます。
私には親しい同性の友達は何人かいますが、人生を共にするような異性のパートナーはいません。
熟年の婚活パーティーにでも今後参加しようかと思っていますが、離婚して一番の不安は孤独死や一人で過ごす夜の寂しさとどう折り合いをつけていこうか、というところです。

不倫夫でもいてくれたほうが本当はよかったのでは、と実は熟年離婚を後悔するときもあります。最近も占いに行き「今後運命の人に会えますか?」なんて質問する自分が恥ずかしくもあるのですが切実な問題です。

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まとめ

自分には関係ないと思っていても、もしかすると熟年離婚をする羽目になるかもしれません。
しかし、苦痛な夫婦生活を継続するくらいなら、年老いてから離婚して第二の人生を始めてもいいかもしれませんね。

熟年離婚をした人すべてが幸せか、後悔していないか、といえばそんなことはないのですが、熟年離婚をしようと思っているなら、金銭面での準備、友人知人家族など頼れる人がいるかどうか、孤独は辛くないかなど自問自答して人生のやり直しを考えてみてくださいね。

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