この数年「サレ妻」という言葉をよく耳にするようになりました。潜んではいますが意外と多いサレ妻経験者。
私が占い師を始めた頃には「サレ妻」という単語は聞いたことがありませんでしたが「私サレ妻なんです」とこの数年、ご相談される女性も増えてきました。
(ちなみにですが占いに来る人は圧倒的に「浮気をしている側」がご相談にくることが多いです)
サレ妻とは一体どのような状態を言うのでしょうか?
サレ妻とは?
サレ妻とは、夫に浮気や不倫を“された”妻という意味合いで使われます。
逆に浮気をされた夫は「サレ夫」と言われています。
さて、ここからはちょっと生々しいお話しも含んできますが、ご相談者の個人が特定されない範囲で
私が占い鑑定を行っていたときの実体験(見聞きした話)をお伝えしていきます。
良妻賢母だからといって「サレ妻」にならないわけではない!
占い師の仕事に就いていたとき、サレ妻でご相談の方に多かったのはいわゆる「良妻賢母型」の方です。
身だしなみにも気を払い、バリキャリ(もしくは専業主婦できちんと家事をこなしている)で気遣いもできる方。
「どうしてこの人が浮気をされてしまうのだろう?」と私もよく疑問に思いましたが、相談を受けていると意外な共通点が見えてきました。
真面目だったり潔癖だったりする
よく言えば「きちんとしている」のですが、悪く言えば「融通が利かないタイプ」と感じることがありました。
また、子どもができたら夜の夫婦生活はかなりおざなりになっている、もう必要ないと割り切っているなど男性からすると「面白味がない」「堅苦しい」と感じるタイプでした。
自分にも人にも厳しい、スキがない
自分をしっかりと律していて、スタイルも良く仕事や家事もきちんとこなしているのだろうな~とはお話しをうかがっていて感じるのですが、スキがなさすぎて人間味に欠けるように感じました。また「体裁を異常に気にする」という側面もあったと思います。
夫を必要以上に管理しようとする
夫の給与額をチェックし、夫のお小遣いの管理や生活の管理を必要以上に行っている印象がありました。
多分、男性からすると、窮屈に感じて逃げ出したくなるタイプなのだと思います。
他にもサレ妻の特徴として、上記とは逆のようなタイプの方も散見されました。
例えば、
自分の身だしなみや生活、夫のことにも無頓着
夫を過剰に頼っている
言葉遣いが悪い、乱暴、夫への文句や不平不満が多い
しかし、サレ妻になったからといって、夫が不倫や浮気に走るのは妻のせいだけではありません。
では、どのような夫が「シタ夫」(不倫や浮気をする夫)になりやすいのでしょうか?
元・占い師の観点から「不倫や浮気をしがちな男性」の特徴についてお伝えします。
いつまでもモテたい欲求の強い夫
結婚しても不特定多数の女性にちやほやされたい、モテたいという気持ちが強い男性は当然ながら妻以外の人にも愛されたいので、浮気や不倫に走る傾向があります。
妻で満たされない思いを外に求める夫
妻にもっと構ってほしい、褒めてほしいというような欲求を抱いている男性は妻からの愛情が少ないと感じると家庭外恋愛に走る傾向があります。本心では妻に構ってほしいので意外と離婚までには至らないパターンです。
飽き性な夫
結婚生活やワンパターンな生活に飽きがちなタイプは浮気や不倫などの「非日常」を求めて婚外恋愛を楽しみたいと考えます。
ただ同じ相手と長年不倫をするというよりも相手もコロコロ変わる可能性も高いタイプです。
現実逃避型の夫
妻が厳しすぎる、妻に勝てないというコンプレックス、家庭に戻りたくない理由があるなど、今の現実に正面から迎えないメンタル弱めの男性にありがちな現実逃避としての浮気や不倫があります。
浮気や不倫をしても現実からは逃れられないとだんだんとメンタルを病んでいく可能性があるので要注意。
バイタリティのある夫
逆に、バイタリティにあふれすぎて自分の力を持て余し気味な人も浮気や不倫はよくします。
会社経営者や独立起業している人、芸能人やモデルなど、常に前を前をと動いている人に該当します。
向上心があってよいことですが、そういった意味でパートナーに求めるものも大きいのが特徴です。
女性の心に寄り添うタイプの夫
職場に女性が多いなど女性と接する機会が多い人で女性に優しい人・話をよく聞いてあげる人は女性からのアプローチも増えて、本人はそれほど浮気する気がなくても女性に押し切られて浮気に発展する可能性もあります。
経済的余裕がある、自由なお金がある夫
自由に使えるお金がある男性は婚外恋愛も勲章のように考えるふしがあります。
「自分はお金がある」「自分はこんなにも女性に愛されている」ということを誇示したい気持ちがあるからです。
他に打ち込めるものや興味の対象が変われば、浮気や不倫もいつの間にかやめてしまう、ということも。
もし「サレ妻」になったら?サレ妻がとる行動ベスト5!
まさか自分がサレ妻になるとは、つゆとも考えていなかった・青天の霹靂だ!という人もいるでしょう。
私が占い師だったときにサレ妻になった方はこのような行動をとっていました。
ベスト5を挙げてみたいと思います。
第5位 夫には直接何もしないが、縁切りや呪いなど目に見えない力に頼る
ウソのような本当の話ですが、意外と多いのが「夫や不倫相手に呪いをかける」「二人の関係を断つよう縁切りヒーリングに依頼した」という「現実世界で自分が直接行動せず、二人の関係をなんらかおとしめる行為」が第5位です。
もちろん、占いにご相談にくるタイプの方ですから、目に見えない世界のことは世間一般の感覚と比較すると比較的思いつきやすい方法なのかもしれませんが、私もそういった話を聞いて、あまりに危険な場合には、できればストップしたほうがいい、とお伝えしていました。
「人を呪わば穴二つ」という言葉もあるように、実はどのような理由だとしても人を呪ったり人の縁を別の人間がコントロールするような行為はまわりまわって、自分に跳ね返ってきます。
そうお伝えしてもほとんどの方は信じてくれませんが、1年後2年後、再度ご相談にいらっしゃった場合にはほぼ皆さまが自分に降りかかった不幸についてお話しをされます。
気をつけましょう。
第4位 夫の浮気相手を懲らしめたい、復讐したい
夫を誘惑した相手の女性を懲らしめたい、という女性も多いものです。
相手の女性さえいなければ、夫は浮気することはなかったのに、と思いたいものですが、自分自身にも多少の非があることは認めなければなりません。
怒りの矛先を相手の女性に向けて、なんらかの方法で復讐したいと考える妻も多いのですが、冷静になるかもしくは探偵や弁護士など浮気相談を専門とするプロに相談してどのような行動をするべきか検討しましょう。
どこに頼めば良い?!探偵探しはこれ一つ【全日本優良探偵業協会】
第3位 夫の浮気相手を特定する
夫の浮気がある程度確定していても、それがどこの誰だかわからない場合も多々あります。
そうした場合、サレ妻はまずは夫の持ち物やスマホ、夫の会社の人に確認する、尾行するなどして相手を特定しようとします。
(占いで「夫の浮気相手を教えてほしい」ということも相談されたりますが、占い師はエスパーではありませんので鑑定できる範囲の内容だけお伝えします)
夫が自分の浮気や不倫をうまく隠そうとして行動しているとなかなかしっぽがつかめないため、有料で探偵などに依頼する方もいらっしゃいました。
第2位 夫や不倫相手から慰謝料を請求し離婚!
浮気や不倫が分かった段階で、夫のことが信頼できなくなり離婚を前提に行動する方もとても多かったです。
そうした方は自分や友人・家族で夫のことを徹底的にマークし、調べて物的証拠を入手していました。
ある程度証拠をつかんでから弁護士や探偵に依頼する、というケースも聞きました。
第1位 夫に浮気をやめてもらい、家族のもとに帰ってきてほしいと願う
一番多かったのは「夫に不倫や浮気をやめてもらい、家族のもとに帰ってきてほしい」という願いでした。
「夫のことを愛しているから」「離婚するリスクを考えると我慢したほうがいいから」と理由はさまざまでしたが、夫との関係を再構築するパターンが一番多かったです。
しかし、浮気をされた・不倫をされた、という過去の苦い思い出はそう簡単には消えません。
占いにやってくる方でも、以前サレ妻でした、などポロっとこぼされる方もいますが、「腹いせに今は自分が不倫をしている」「定年退職後に退職金をわけてもらってから夫を捨てようと思っている」と復讐の気持ちは相手への怒りをためた状態で過ごしている女性がとても多いです。
もしサレ妻になってしまったら?
もしサレ妻になったとき、あなたはどうしますか?元・占い師の私からのアドバイスです。
(1)離婚や別居をする
他の女を抱いた夫と生活をしたくない、子どもに触れてほしくないという嫌悪感がいっぱいになる女性も多いです。
なので離婚後の自分の生活が不安だとしても思い切って別れるという選択肢があります。
離婚や別居は精神的にも体力的にもエネルギーを消費してしまいますが、長い目でみると信頼できない人物とずっと一緒にいるよりはよいかもしれません。
(2)水に流す・復縁
何もせずに自分のモヤモヤが晴れることはないので、夫に高級品を買わせる、夫の小遣いを一年間無しにする、毎日○○をする、など夫への復讐も込めて、水に流す代わりに多少の無茶を言ってみるのもよいでしょう。
不倫や浮気をする夫も、9割は「離婚をしたくない」というのが本音です。
夫への仕打ちができるのはこの機会だけ、と思ってたくさんの要求をしてもいいでしょう。
(3)不倫相手に慰謝料を請求する
法的に不倫は不貞行為なので、権利として慰謝料を請求することができます。
ただしお金がないから、お金がもったいないからと自分や素人の友人や家族だけで行おうとするとうまくいかないケースも多々あります。
不倫相手や夫をぎゃふんと言わせたいなら、あなたはプロを味方につけてしっかりと権利を主張しましょう。
最後に
誰しもサレ妻なんかになりたくないものです。
ただ、夫が浮気や不倫したのもなにか意味があることでしょう。
もしかするとあなたにとって、もっと素敵なパートナーがいる、という知らせかもしれません。
夫の浮気や不倫が発覚した、疑いがある、そんなときにはひとりで抱え込まず、離婚カウンセラーや占い師、そうした信頼できるプロに相談するのもいいでしょう。
また、弁護士事務所や探偵事務所などに電話やメールで問い合わせをしてみてもよいかもしれません。
自分一人であれこれ考えるよりも、意外な解決策や現状を打破できる方法も、早めに見つかる可能性がありますよ。