夫の浮気や不倫がわかり、平気な妻はそれほどいないはずです。
夫の心変わりに気づき、そこから心を病んでしまう女性はかなり多いと言えます。
元占い師が実際にご相談で受けた話やアドバイスを元に、今回は不倫や浮気が原因でうつ病をわずらった方や自分が加害者になってしまった人に向けての乗り越え方についてお伝えしていきます。
不倫や浮気が原因でうつ病になったケース
実際に占い相談にいらした方の話を個人が特定できないようにし、こちらに掲載します。
夫に別の女性がいると気づいてから、すべてを疑いの目で見るようになりました。
夫のことはもちろん、人のことが全く信じられなくなり、以前は社交的でしたが家にこもりがちになりました。
私の変化に気づきもしないで、夫は出張と偽り、定期的に外泊を続けていました。
ある日、夫を尾行して浮気相手の家に乗り込んだときに、興奮と色々な感情が混じり合いその場で気を失って病院に運ばれました。夫はその女性と別れ、私をかいがいしく看病してくれましたが、私はその後うつ病をわずらい定期的に病院通いをしています。夫が浮気さえしなければこんなことにはならなかったと恨みの気持ちがいまだに消えませんが、尽くしてくれる夫を見てどこかで許さなければならないのかと思うと気持ちがぶれまくりです。(40代前半女性)
夫がパパ活をしていたことが発覚しました。気づいたきっかけは夫のカバンからいつもはいかない地域のレストランのレシートが出てきたこと。ネットで調べてみると明らかに夫の年代では行かなさそうな店でした。
また、夫の服装や持ち物、髪型が以前より急にあか抜けてきて「最近どうしたの?」と聞くとしどろもどろになり、友人に相談したところ「浮気してるんじゃないの?スマホチェックしたら?」と言われてスマホを見てみたら、パパ活をしていた証拠が出てきました。夫に問い詰めると「体の関係はないから、食事に行っているだけ」と言い張るのですが、夫の体にキスマークのような痣を見つけてしまい夫の言い訳は全く私の耳に届かなくなりました。気づかなければこんなに夫を責めることもなかったのか、と自分も夫も責め続ける日々の中で私は精神的におかしくなっていきました。
クリニックを訪れると「うつ病ですね」と薬を処方され、効いているか効いていないかよくわかりませんが、薬漬けの毎日です。(40代後半女性)
夫がキャバクラや風俗が好きなのは知っていましたが、だんだんと隠すことなくポイントカードや会員カードを目につくところに置き忘れるようになり、私への配慮が欠けていると強く思い始めました。
何も言えない私にも問題があるのかもしれませんが、女として全否定された気持ちになり、だんだんとふさぎ込むように。食事もまともに作れない状態ですが夫は気にすることなく、家で夕食を食べるときには総菜を文句なく食べています。
情緒不安定になり、急に涙があふれて止まらなくなることもありますし、家を出てあてもなくどこかに行ってしまい衝動にも駆られます。(30代前半女性)
夫が長年不倫をしていたことが1年前にわかりました。
私の友人が偶然、夫が別の女性と車に乗っているところを見かけたと私に伝えてきて、今まで引っ掛かっていたものがすべて合点がいった、という気持ちになりました。すぐに夫に問い詰めたところ、夫はあっさりと不倫を認めました。
以前夫の会社に勤めていた派遣社員の女と何年も不倫をしていて、子どもが大学を卒業したら離婚するつもりだったと。
私のプライドはズタボロにされ、その日は泣きわめいてリビングのインテリアをつかんで夫に投げつけ、取り返しのつかないことになりました。夫はその後、堂々と週末は外泊するようになり、中学生と高校生の子ども二人と私は今の家に暮らしていますが家事もする気になれず、子どもたちが私の代わりに家事をしてくれています。
これからの人生をどうしていいか、いまだに自分の中で答えが出ていません。
夫に尽くしてきたつもりでしたが、自分の人格や人生を全否定された気持ちで立ち直れそうにありません。(40代後半女性)
夫が私の親友と不倫をしていました。親友と思っていた女性にある日突然「あなたの旦那さんのことが好きなの。私たちは愛し合ってるから別れて!」と言われ、頭の中が真っ白になりました。夫にそのことを打ち明けると夫は不倫を認めましたが「お前と離婚するつもりはない。あいつが勝手にそう言っているだけだ、許してほしい」と平謝り。無二の親友と思って付き合っていた女性がまさか私を裏切っていたとは…。
夫の浮気もショックでしたが、親友の裏切りが私の心に深い闇を作り出してしまいました。朝起きると涙が出てきて、日中もなにもする気が起きず、親友や夫にどんな復讐をしてやろうかと黒い心が常に私の中に存在するようになりました。親友も何度も連絡してきているようですが、すべて拒否。話すことなんてなにもありません。夫も親友もいない世界に早く行きたいです。(30代後半女性)
不倫と浮気の境界線
さて、夫の心変わりを嘆く妻は多いものですが、はたして「不倫」と「浮気」の違いはなんなのでしょうか?
一番わかりやすいのは「不倫」は不貞行為を指し、妻以外の女性と肉体関係を持つことです。
浮気は、妻以外の女性に気持ちがうつることで、どこまでが浮気とみなされるかは明確な線引きはありませんが、
・二人っきりで食事に行く
・頻繁にメールや電話をする
・手をつなぐ
・抱き合う
・キスをする
・キャバクラや風俗に行く
・出会い系アプリを使う
のは、一般的に妻は「浮気をしている」とみなす要素です。
不倫や浮気がわかり、乗り越えた人の実例
私が占い師をしていたときに、多くはありませんが「不倫や浮気の状況を乗り越えました」という方にもお会いしました。
どのようなことをしたのか、心がけなどを聞いてみました。
夫にお金を出してもらい別居しました。
私はマンスリーマンションにひとりで住み、たまに自宅に戻り家事をする、という生活を1年ほど続け、「もういいか」と許せる気持ちに。
物理的に離れたのがよかったと思います。
ひとりで過ごす寂しさや、やっぱり夫と別れたくない、という気持ちを味わい、離婚は回避しました。
(40代後半女性)
子どもを作りました。
私はあまり子どもを持つことに積極的ではありませんでしたが、浮気発覚後、夫から「子どもが欲しい」と言われ、お互いによく話し合いました。
その後、思ったよりも早く私は妊娠し、今では2人の女の子のママです。
夫は子どもにメロメロで仕事も早く切り上げ家事育児にも協力的です。
浮気したことはたまに頭をかすめますが、私にも少し非があったことを感じ、今は幸せです。
(30代前半女性)
自分も不倫をしました。
夫の不倫が発覚後、むしゃくしゃしていた私は元カレで家も近い男性に連絡をし、その後も定期的に肉体関係を持つように。
それを夫に告げると夫が泣いて「俺もやめるから、君もやめて」と。
私への愛情がまだ残っていたとわかり、私は元カレに「もう会うのをやめる」と連絡し、ブロックしました。
私のやったこともあまり良い方法ではありませんでしたが、不倫のスリルや感覚は最初の何度かは楽しかったです。
夫とおあいこ、と思い、あまり夫に対しても腹が立たなくなりました。
(30代後半女性)
夫の不倫がわかり、縁切り神社に行く、スピリチュアルカウンセラーに相談するなどかなり散財をしました。相談をしているうちに「カルマ」という言葉を聞いて「あなたが不倫されたのはあなたが過去世に夫にひどい仕打ちをしたカルマです」と告げられ、半信半疑になったものの因果応報ということを思い出し「もしかして自分が過去世、夫にひどいことをしたのかもしれない」と思い始めるようになりました。
そうすると、日常生活でも変化が出てきて、夫のことを無視していましたが、夫に話しかけられるようになり、「夫を許します」と心の中で唱えると温かい気持ちになることができました。
自分の考え方ひとつですが、前を向いて歩けるなら、自分が納得できるなら過去世のせいだったと思うのは別に悪くないと思っています。
(40代前半女性)
もしあなたが離婚を望まないなら…うつ病回避のために不倫や浮気をした夫を許す方法について
夫の不義理を知り、平気な顔でまた日常生活を送ることはできませんが、もしあなたが夫の不倫や浮気を知っても、事を荒立てたくない、できれば夫が不倫や浮気をやめるのを待っていたい、そうした場合にどのような心持で日々を過ごすと、うつ病にならないか、心の平穏を保つ方法をお伝えします。
(それでも無理はしないでくださいね)
(1)小さな仕返しをする
夫だけ食事のグレードを下げる、夫の弁当の手抜きをする、夫の物を勝手に捨てたり壊す、夫の服だけ洗わないなど、少しだけ夫に仕返しをして憂さ晴らしをしましょう。
占いのときに話を聞いてみると、こうした「小さな仕返しをしている」女性は意外と多かったです。
(2)夫の家族や自分の家族に告げる
自分が被害者であることを印象付ける方法です。夫の家族とある程度分かりあえているなら夫の不義理を伝えてあなたが強い立場に立つ、という方法もあります。
(3)子どものことだけを考える
家庭を壊したくないなら、子どものことを考えて過ごすという方法もあります。あまり子どもに肩入れしすぎると子どもも重苦しいと思いますが、夫のことは見て見ぬふり、または最低限のことだけを行い、子どもとの生活を第一に考えましょう。
(4)散財や老後の資金を使う、自分の口座に移す
お金があればたいていのことは解決します。夫の不倫や浮気が発覚した場合、気晴らしに二人の老後資金をパッと使う、また家族用の口座から少しずつ自分の口座に移すなど何かあったときのために行動しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
サレ妻になってしまい、うつ病など心の病をわずらう人もいます。
でも自分一人で抱え込まないでください。
電話占いやカウンセリングなど、知らない誰かに話をして気分を変えるというのも一つの方法ですよ。
電話占いは自宅だと聞かれたら困る…という女性も多いもの。チャット占いやメール占いなら人がいてもスマホさえあれば相談OKです。思いついたときに相談できる気軽さも◎