近年「セカンドパートナー」という関係が新しい男女の在り方として注目を浴びています。
セカンドパートナーの定義は「結婚しているけれど配偶者以外の異性と肉体関係は持たず愛を持って接する関係」を言います。
つまり、不倫(不貞行為)とは違っている、ということです。
実はセカンドパートナーという言葉が周知される前に「彼とはソウルメイトだから」「彼とはツインソウルだから」という発言をされる占いに訪れる女性は一定数いました。
ただ肉体関係がある場合は単なる不倫なのですが、「ソウルメイト」「ツインソウル」「ツインレイ」という名称を使い、二人の関係は、非常に運命的なものと思う傾向があったように感じました。
しかしセカンドパートナーという言葉からは、もう少しあっさりとした「第二のパートナー」というフランクさも感じます。
では実際、セカンドパートナーというのはどのようなものなのか詳しく切り込んでいきます。
「セカンドパートナー」と「不倫」の違い
大きな違いは肉体関係の有無です。
セカンドパートナーは心と心のつながりを大事にし、恋愛を楽しむというイメージです。
異性の友人であればそこに信頼関係は存在しても、恋愛感情は持ってはいないものですが、まさに「セカンドパートナー」という名称のごとく、そこには恋愛感情が介入してきます。
基本的にはお互いに既婚者で、恋愛感情をお互いには持ちつつ、肉体関係には及ばないという関係です。
ただ、占いにいらしたお客様の話を伺うと
・二人っきりで食事をしたりお酒を飲んだりする
・二人っきりで出かける
・LINEや電話などで頻繁に連絡を取り合う
・手をつないだり腕を組んだりする
・肉体関係はないが同じベッドに寝たことがある
・泊まりで旅行に行ったことがある
ここまではセカンドパートナーのうちに入る、とのことでした。
キス以上は「不倫」と認識している人が多いのかもしれません。
夫にセカンドパートナーの存在がバレてしまい、弁護士相談に行ったお客様の話によると「性行為」がなければ不貞とはみなされないとのこと。つまり、手をつなぐ、ハグやキス、裸を見られる、体を触り合う等は不貞行為には入らないとのことでした
セカンドパートナーがいる女性の本音(実体験)
友人にも理解してもらえないので黙っている人が多いようですが、占いの現場では意外とセカンドパートナーの存在を聞くことはあります。
ではセカンドパートナーのいる女性はどうしてセカンドパートナーを求めたのか、そして今の生活に満足しているのかどうかを聞いてみました。
◎個人が特定できないように多少実話と内容を変更しています
時々会える、遠方の恋人
もともと出会い系のアプリで知り合った人です。
最初は話が合うな~とか、メッセージのタイミングがいいな~、くらいにとらえていましたが、徐々に深い話をしていくうちに相手に惹かれていることに気づきました。
彼から「セカンドパートナーって言葉知ってる?」と彼に教えてもらい、「僕たち、セカンドパートナーなんじゃないかな」と言われて、とても久しぶりにドキドキした気持ちを味わいました。
つまり彼は、私のことを恋愛対象として見ている、ってことなんだな、と。
遠方に住んでいるのでほんの時たましか会えませんが、会えたときにはずっと二人で語り合って、時々手に触れたりもします。
近くに住んでいたらたぶんしょっちゅう会いたくなってしまうので、私たちにとってはこの距離感がちょうどよいのだと思っています。
ただ彼のことを考えたりやり取りする時間が楽しすぎて、以前はよく遊んでいた同性の友達とあまり連絡をしなくなったり会わなくなってしまったので付き合いが悪いな、と思われていると思います。
関係を長く継続したいので、夫や子どもにはバレたくないと思っていて、家事は手抜きをしないようにしたりたまに遠方に出かけても怪しまれないようにお気に入りのミュージシャンを追っかけていることにしています。
(30代後半・女性)
前職では同僚、今ではセカンドパートナー
以前の職場で知り合った男性がセカンドパートナーです。
働いていたときには単に気の合う同僚、という感じでしたが私たちの会社で職場結婚をした二人の結婚式の二次会で久々に再会しました。
以前働いていたときにはお互いに独身でしたが、今はお互い既婚者に。
話をしてみると自宅最寄り駅も隣だとわかり、再会からは仕事終わりでどちらかの最寄り駅で待ち合わせをして二人で飲みに行く間柄になりました。
酔っぱらった彼が「こんなに気が許せる人は初めて。○○のこと好きだよ」と言ってくれたんです。
私もその頃には彼に恋愛感情を抱いていましたが、彼も私も配偶者のことは大切にしています。
離婚をするつもりはないけれど、彼のことが好き。
私は今の関係を大事に続けていけたらなー、と思っていて、それは彼も同じようです。
「妻のことも大事だけどもうトキメキのようなものはない。でも○○と一緒にいるだけでドキドキする」と言われて私もドキドキしてしまいました。
こんな甘酸っぱい感情を40代になって味わえるとは思いもよりませんでした。
(40代前半・女性)
海外旅行で知り合って、それから時々会う関係に
30代のときに友人と3人でバンコク旅行に行きました。
そのときには私たち3人とも既に結婚していたのですが、バンコクでたまたま入った飲食店で駐在員男性2名と意気投合し、連絡先を交換しました。
旅行中にもう一度5人で飲みに行きましたが、私はそのうちの一人の人を忘れられずにいました。
旅行後、一年ほどが経過していた頃だと思いますが、その忘れられなかった人から「駐在が終わって日本に戻ってきたんだけど食事でもどう?」と誘われたのです。
離れているから特に共通の話題もないし、と、自分から連絡できずにいたのですが突然の彼からの連絡に心躍る気持ちでした。
久々に会ってみるとバンコクで会った時よりも格好よく感じ、私は緊張から相手の顔がまともに見れないくらいでした。
私の態度を見て彼は「最初会ったときも可愛いと思ったけど今も可愛いね」と言ってくれて、なにか売りつけられるんじゃないかと思うほど疑いの気持ちもありましたが、甘い言葉を投げかけられて私は戸惑いと緊張でその日は終えました。
その後からLINEのやりとりは続いていて、夫には内緒にしていますがとても楽しんでいます。彼は仕事が忙しいようで、週末や休みの日には長めにLINEのやり取りができます。ただそれだけで幸せだし生活にハリが出てきたと感じます。
もう何年もこのような関係を続けていて、たまに食事に行き、彼の隣に座るだけでも舞い上がるような幸せな気持ちになりますが、体の関係もないので罪悪感はゼロ。でも今まで男性とこのような関係を結んだことがないので不思議に感じている反面、ずっと彼との関係が続けばと思っています。
(40代前半・女性)
学生時代の友達が今ではセカンドパートナー
同窓会で久々に会った男性が今ではセカンドパートナーです。
学生時代はそれほど親しい間柄ではなかったのですが、同窓会の幹事を一緒に行っているうちにしょっちゅう連絡を取り合うようになりました。
同窓会開催までに、幹事会を何度行ったことか(笑)
そして同窓会後の幹事会の打ち上げで「○○さんのこと実は昔好きだったんだ」と告白をされました。
お互いに配偶者がいるので、私はなんと返事をしたらいいか戸惑っていたのですが、「もしよかったらこれからプラトニックな関係を続けようよ」と彼から言われました。
ネットで調べてみると、肉体関係を一切もたない「セカンドパートナー」という関係性があるのだと知り、納得しました。
彼とは時々飲みに行って楽しく話す間柄ですが、私のほうが彼にかなり気を取られてしまっています。
日常生活でもボーっとすることが増えて、家事や子どもの世話がおざなりになっているのが自分でもわかるくらい。
でも彼とのやり取りや、会った時の思い出を何度も記憶から引き出してみては楽しんでいる…そんな時間を今はとても愛しています。
(50代前半・女性)
セカンドパートナーはいてもいい、でも気を付けたいこと
セカンドパートナーは「浮気」かもしれませんが「不倫」や「不貞」とは違っています。
そういった意味でもセカンドパートナーの存在がバレたからといって配偶者に離婚を突き付けられることは基本的にはありません。
しかしあなたが逆の立場だったら許せるでしょうか?
もし夫がこっそりと他の女性と恋をしていたら…それが許せないなら、あなたもしっかりと隠し通し、一線を絶対に超えないようにするべきです。
セカンドパートナーというプラトニックな関係で、お互いの家庭を壊さず、お互いの配偶者に不快感を与えないように、幸せなお付き合いができればいいものですね。
もし彼への思いをどうしても誰かに聞いてもらいたくなったら… 友人に話すと噂になったり周囲にバレる可能性もあります。電話占いでこっそりあなたの本音を聞いてもらうのもありですよ。